ベランダを支えていた3本のログのうち、南側のログはログウォールに近い部分から切断しました。中央のログは南側ほどではないとしても、やはり腐朽菌被害があり、壁から突き出た部分の半分以上を切断しました。
腐朽菌被害が最も酷かったのは南側のログではなく、北側のログでした。北側も破風板との隙間がほとんどなく、日陰になり通気も良くない状態でした。脆くなった部分が楔形に壁面まで続いていました。
3本のログの腐朽した部分をチェーンソーで段階的に少しずつ切断しました。当初の計画では北側(右側)の柱はダミーとして取り付ける予定でしたが、ログを切断したので、北側も構造材となります。強度を確保するため中央に柱をもう一本、立てる必要がありそうです。
ログウォール根元まで腐朽していた北側のログ。このログは屋内に貫通して2階の床を支える重要な構造材です。念のため、屋内の状態を確認したところ、幸いにも屋内側は腐朽菌被害がない健康な状態でした。
Rebuilding Another Balcony — Part 6へと続く。
Rebuilding Another Balcony — Part 4に戻る。
筆者様
お〜、中々に朽ちていますね〜。この、取り替えアクションが遅ければ、二階を支えるこの「横柱」は更に蝕まれていたと考えると、良いタイミングのでの大修理だったのですね。切断面も含めて、新しい「接ぎ木」(と言って良いのかな〜?)の前に、出しゃばった話で恐縮ですが、防腐を施す必要がありますね。
Jim,
木材は樹種にもよりますが、乾燥せずに湿った状態であれば、腐朽菌被害にあいます。如何にして排水を確保して乾燥させるかが重要です。切断面は防腐塗料を染み込ませ、雨水があたる部分は板金処理する予定です。