階段の踏み板にアルミノンスリップを取り付けました。高低差およそ1メートルの手摺がない階段に滑り止めを取り付けると、利用時に安心感が生まれます。アルミノンスリップは滑り止めとしての機能以外にも踏み板の保護機能と外観を向上させる機能もあります。既設デッキに取り付けた階段の製作はこれで完了しました。以下に階段の仕様と使用した材料をまとめておきます。
全高(新設した階段用コンクリート基礎表面から既設ウッドデッキ床面までの高さ)1070mm、ハンガーボード(ストリンガー取付面)からストリンガー最下部までの長さ1250mmで、階段の勾配(傾斜角度)は35.5º。ストリンガーの幅は235mm(2×10材を加工)。コンクリート基礎の大きさはおよそ500x1000x100mm。
踏み板は長さ800mmに切断した2×4防腐材をコーススレッド1本分の間隔で3枚並べて固定。横方向のオーバーハングは左右で各30mm。縦方向のオーバーハングは20mmで踏み板の幅は270mm。(蹴上178mm)
3枚のストリンガーはシンプソンの2×4材用根太受け金具でハンガーボードに固定。金具を取り付けるためにストリンガーを加工しました。ハンガーボードは4×4(90mm角)の束柱2本に固定してあります。
ストリンガーがコンクリート基礎に接地する部分にアスファルトシングルを挟んであります。最下段のみWRC製1×4材の蹴込み板を取り付けました。
使用した主な材料
- 2×10 12′ SPF 2本(ストリンガー)
- 2×4 12′ 防腐木材4本(踏み板)
- 1×4 WRC端材再利用(蹴込み板)
- 2×6 防腐木材端材再利用(ハンガーボード)
- 4×4 防腐ブラウン 90x90x2000mm 1本(束柱)
- 束石台形金具付き 2個
- 1820mmアルミノンスリップ 2枚(滑り止め)
- 皿タッピングステンレス4×20 中袋
- S ダブルシェアハンガーLUS24 3個
- SUSコーススレッド65mm
- クレオトップ(木材防腐剤)2.5L
- アサヒペン ウッドガード油性(施主様提供)
- ラワン合板NON JAS 12x910x1820(基礎型枠)
- 角杭S50H 4本
- ポルトランドセメント25kg 1袋
- バラス・砂利20kg 4袋
- 砂20kg 3袋
コンクリート基礎打設に使用したセメントと砂利、ストリンガー用の2×10材、クレオトップ、SUSコーススレッドなどは余材が出ましたが、別の階段製作時に使用する予定です。
階段製作作業の難易度:5段階で5
筆者 様
凄い!とても素人作業とは思えません!感心してしまいます!
Jim,
筆者 様
出来上がったステップの写真を眺めていまして、「ふと・・」、蛇足的なアイデアで恐縮でございますが、このステップに「手摺り(両側、もしくは肩側)が有る方が良いのでは?と思いました。以前、筆者様の自宅のステップの改修写真を拝見した折には、階段に足を掛けた折に、仮に冬場、階段に積もった雪が凍っていたとして、足を取られたとしても、ステップの距離が短いので(と、イメージだけの思いですが)何処かに手を掛けられると思うのですが、このステップの場合、高低差が大きく、ステップ途中でスリップした場合、とっさに手を掛ける所が無いので、この家にお住まいの方々の年齢は分かりませんが、この家に訪問される方々の年齢も千差万別であるはずで、特にお歳をめされた(と、私の年齢で言うのも失礼ですが)方が、ひょんな事で転倒される状況になった場合、高さ的に少し危険では?と言う事が、私の頭の中に浮かんで来ましたので、蛇足的な内容だと重々承知しておりますが、老婆心乍ら、コメントさせて頂きました。
でも、手摺りが金属製・・だと、せっかくの木のぬくもりのある、このDesignが台無しになりそうですね。
Jim,
手摺に関しては後からいつでも取り付けられるようにしてあります。材料費がかさむと負担が増えると思い、取り付けなかったのですが、昨日、撤去したデッキの廃材を整理していて、手摺の柱に使えそうなWRCの廃材が見つかりました。その木材を使って、本日、片側に手摺を取り付けました。