腐朽が進行したSPF 2×4材の床板をほぼすべて撤去しました。腐朽した床板は手で持ち上げれば取り外し可能なほど、錆びた釘が全く効いていない状態でした。撤去したSPF 2×4材は、持参した業務用卓上丸ノコを用いて、薪ストーブに入るサイズに切断し、すべて持ち帰りました。
このウッドデッキ改修プロジェクトには難関が少なくとも二つあります。そのうちの一つが大きなセントラルエアコン本体を撤去することですが、ご覧の通り、第一難関はすでにクリアーしました。できるだけ出費を抑えて、この巨大エアコンを撤去する方法を考えた結果は、これまでに何度か利用している廃品回収屋さんに連絡して、撤去・回収してもらうことです。早速、連絡してみると無償で撤去、回収してくれるとのことでした。
撤去の作業には私を含む大人二人で1時間ほど要しました。安全確保のため、ブレーカーを落としてもらい、電線を切断。エアコン本体のカバーを外してみると、空洞の部分も多く、思っていたようには重くはなさそうでした。それでも50kg以上はあったと思います。金属類は基本的には重量単位で取り引きされるようですが、エアコン室外機の場合は銅管が高く売れるそうです。大きなコンプレッサーも価値があったかもしれません。
小屋を移設する部分は根太も撤去しました。根太に使われている木材はワシントン州ファーンデールにあるCHEMCO, INC.が処理した加圧注入材のようです。
根太は母屋の土台部分にシンプソン金具を用いて固定してありました。
大きなセントラルエアコン本体と根太を撤去したところ。第二の難関は画像、左手に見えている物置小屋(Handy Home “Melrose”)を解体することなく、エアコンがあった所に移設すること。小屋をこの部分に移動させることにより、エアコン撤去後の大きな穴を塞ぐことが可能になります。また、現在、小屋がある所が車2台分の駐車スペースになります。
物置小屋の移動に関して、廃品回収屋さんにアドバイスを貰いました。「単管パイプ」に載せて、曳けば良いということでした。”shed + move”のキーワードでYouTube投稿動画を検索すると、上の動画がヒットしました。90ºまたは180ºの「辻回し」も伴うので、この動画が参考になりそうです。
この穴はモルタルか簡易セメントで塞いだ方が良いのでは。驚くほど狭いところからでもイタチや蛇、ネズミが侵入しますので。
今の家にはありませんが、床下換気口がある家は、塞いでいる金属製の格子が腐食して開いたところからイタチやハクビシンが侵入して壁伝いに屋根裏に巣をつくるケースが見られます。
これだけの大きさの開口部をモルタル、セメント、コンクリートなどで塞ぐには大量の材料を必要とし、鉄筋も必要になりそうです。板をコンクリート基礎に打ち付けて開口部を塞いでから、その前に物置小屋を移設しようと計画しています。
我々の自宅にも同様のセントラルエアコンがあり、こちらに引っ越して間もない頃、その隙間から野良猫が忍び込み、縁の下を通っているダクトの中で子供を産んで育てていました。ISONの親類だと思われる猫です。イタチも多いし、開口部を塞ぐ作業を先行させます。