母屋の屋根葺き替え工事のため一時的に撤去していた単管パイプ製の自作薪棚(短い方)を元の位置に戻しました。しかし、大幅に歪んでいてみっともないので組み立て直しました。薪棚を設置する場所は緩やかな傾斜地。手前が低くなっています。単管パイプは垂直方向に立てる1メートルのパイプが4本と水平方向に固定する2メートルのパイプを4本使用します。地面と接する部分には固定ベースを4個使用。
使用する固定金具は直交クランプ8個と垂木止めクランプ10個。水平を出すのは比較的容易ですが、直交クランプを使ったとしても、垂直方向に固定するのは容易ではありません。仮止めの段階で水平と垂直を確認してから本締めするのが重要。ボルトのサイズは17mm。屋根には水勾配を設けます。上の画像は低い方。
垂木として使用した木材はウェスタンレッドシダー2×4の余材。屋根が垂直方向の単管パイプと干渉しないよう、垂木は縦置きしています。
トタン屋根を固定する横棒は短い角材を中央でずらして繋いでいます。
トタン屋根を角材に固定。角材は中央でずらして繋いであるので傘釘を打つ場所に注意。
汚れていたトタン屋根はデッキブラシで水洗いしてからラッカー塗装し、8年前の状態に戻しました。古い釘穴は防水アルミテープで補修。
単管パイプは錆びにくいので、まだまだ使えます。薪置き棚なのに、薪がないのはちょっと寂しいですが、歪みが修復できて真っ直ぐになり、達成感が得られました。今から思うと8年前は拘りが足りなかったと思います。薪を濡らさずに保管するという目的を果たすことのみに専念し、歪んだ棚で妥協していました。
作業の難易度:5段階で3
筆者 様
老婆心的な話で恐縮ですが、雨除けのトタン屋根のコーナーは、エッジのままにせず、角の部分を少し45°に折り曲げて於かれた方が「安全」の為には良いかと思います。今の状態では、このエッジで怪我をする確率が高いと思いますので。
Jim,
助言、ありがとうございます。確かにトタン波板の角の部分で怪我しそうになっています。8年間、大丈夫だったからと言って今後も怪我しないとは限りませんから。今度、通路側の角の部分を折り曲げておきます。