最大の難関、床パネルAの根太取り替えが完了し、6’のSPF 1×4材を床パネルCとAに張り、3つの床パネルの修復が完了しました。同時に壁パネルのベースプレートも取り替えました。
交換した垂木に加え、シロアリ被害に遭っていなかった垂木も、防虫、防腐効果のある塗料、キシラデコールを塗布しました。この塗料は、元来、屋外の木部に使用するものです。屋内での使用はお勧めできませんが、雨漏りがするかもしれない物置小屋であり、居住空間ではないので屋内で使用することにしました。壁パネルのフレーム(スタッドなど)や床材にも同じ塗料を塗布しました。(根太はクレオトップと古材のベンガラ塗料をそのまま使用。)
母屋(もや)を貫通した溶融亜鉛メッキのスクリュー傘釘は、波板の強度を向上させる目的で貫通した部分を曲げてあります。(コメントでいただいた助言を実行しました。)貫通した部分を曲げると、傘の部分の角度が変わり、雨漏りの原因にならないかちょっと心配でしたが、脚立に乗って屋根を確認すると、傘の部分の角度は変わらずでした。母屋に使われている木材は硬めの1×4材であり、厚みが約19mmなので、傘釘の先端を曲げても、傘自体には影響しないということでしょう。
床材は釘1本分の間隔を空けて張りました。慎重に壁パネルとの直角を確認しながら張り進んでも、1×4材が反っていたりするので、最後の方になると平行が取れていないことに気付きます。そういうときに、板を張る間隔を調整することで、平行を取り戻すことができることに作業中に気付きました。
画像の最も奥の方に20mmぐらいの大きな隙間があります。1×4材を縦に切断して隙間を埋めるつもりでしたが、床下換気のことを考えると、空けておいた方が良いかということで、意図的にこの隙間は埋めていません。小屋の最も奥の部分は、収納する「滅多に使わないもの」の中でも最も使用頻度が少ないものを収納する予定なので、大きな隙間があったとしても使用上、問題は起こらないと思います。
現在、「滅多に使わないもの」は、ガレージで一時的に保管してあり、ガレージが物置小屋としての「本来の用途」(諸般の事情があります)を実現しています。今回、修復した小屋がなければ、ガレージはずっと「本来の用途」として使用しなければならず、小屋のありがたさを実感しました。
屋内にも屋外用の防虫、防腐効果がある塗料を使い、要所要所に湿気に強い木材(加圧注入材を含む)を配置させてあるので、耐シロアリ性能は大幅に改善されたと思います。しかしながら、周囲の環境には数え切れない数のシロアリが棲息しており、今後も監視が必要なことには変わりありません。さらに耐シロアリ性能を高めるとすれば、西側にもう一つ、明かり取り用の窓を設置することではないかと考えています。(シロアリは光に弱い。)屋根パネルと壁パネルの間には大きな隙間があり、強制換気は不要かと考えています。(小屋には電源がないので設置したくてもできないという事情もあります。)
作業の難易度:5段階で5
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筆者 様
おお〜!綺麗に修復されましたね。感動です。雨漏りのチェックは、自然降水か、ホースで屋根に散水(少し、水がもったいない行為ですが)して確認するかのいずれかですね(笑)。防虫・防腐剤の乾燥と或る程度の匂いが消えたら、再度、待避品をお引っ越しですね。
床下との空気の通りを良くするアイデアが「効く」と良いですね。後は、品物を床直置きではなく、筆者様得意の木工で、一番下の棚段が床から少し高い位置の棚枠を制作されれば完璧ですね、私の勝手な野次馬的な思惑で思惑で恐縮ですが・・。品物を床に直置きは、せっかくの筆者様のアイデアの隙間を作った床板効果を妨げると思いますので。
Jim,
この小屋には背の高いスチール製の棚4台と骨董の食器棚を設置していました。食器棚は一部がシロアリの食害に遭ったので、修復完成後は食器棚は元に戻さず、スチール製の棚4台のみを元通りにしました。以前は通路の部分にも物が山積み状態で、奥の方に収納した物を取り出すのに苦労していました。修復完成後は通路部分の床直置きは極力、避けて、動線を確保すると共に小屋内部の風通しを良くしようと考えています。
筆者 様
スチール生の棚はシロアリも「喰い」ませんから(笑)、その「再」設置は正解ですね。物置の中にあるモノの「置き方・積み方」の見直しが出来た所は「シロアリ」に感謝??ですかね(笑)。
Jim,