木工の作業場としても利用しているガレージになくてはならない自作のワークベンチ(作業台)を紹介します。
ワークベンチを製作したのはガレージを建築して間もない2004年の夏。フレームの組み立てにはシンプソン金具(リジッドタイRTC24)と2×4 SPF材を主に使用しました。デザインはシンプソン金具のサイトからダウンロードした図面を参考にしました。ビスも錆びに強いシンプソン製。この金具を使えば簡単に直角に脚部と幕板、横板を繋ぐことができます。
フレームの大きさは、長さ150cm、幅50cm、高さ72cm。この上に長さ160cm、幅58.5cmの天板が載ります。
天板は元実家のガレージで棚板として使っていた厚さ35mmの無垢ラワン材を2枚、木ダボと接着剤を使って接ぎ合わせました。このワークベンチ製作中に左手親指を怪我したようです。この写真から10年前の記憶が蘇りました。インパクトドライバーに装着したビットがすべって親指の爪の付け根に。
天板に空けた小さな孔にはフレームとの接合に使用した木ネジが埋まっています。
等間隔に並ぶ大きな孔はワークベンチ用のクランプを取り付けるためのもの。フレームよりも天板を大きくしたのは、C型クランプが取り付けられるようにするため。脚部に棚を二段、設けました。上段はもう少し、下げた方が使い勝手が向上すると思います。但し、上段に置いたものは天板の孔から落ちてくる木屑や木紛に覆われるので注意。
2年前には開口幅90mmのバイスを天板に固定しました。鋸で小さな木材を切断する時などに使用しています。バイスの下にはテーブルタップが取り付けてあります。木紛が落下することを考えると、下段の棚に移設した方が良いかもしれません。下段は面取りしていない1×4材を並べてフレーム材に固定してあります。容易に移動できるよう、下段の棚下の脚部は2×4材を二枚重ねにしてキャスターを取り付けてあります。キャスター部分を含めた天板表面までの全高は83cm。
製作後、10年が経過した、このびくともしない頑丈なワークベンチは、現在も作業台として活躍中です。季節によっては作業台が物置台になっていることもありますが、春から初夏にかけてのこの季節は「ガレージライフ」ピーク時となるので今はフル稼働中です。
作業の難易度:5段階で3