同じタイトルでポストを投稿してからおよそ半年が経過し、気温が低下し始めた昨日、ガレージの車を入れ替えようと、RX-8のエンジンを始動させようとしたら始動しない。Densoの点火プラグが被ったようです。ロータリーエンジンにはよくある現象です。いつもの方法(クラッチとアクセルペダルを踏み込んだ状態で5〜6秒間、セルを回す)でデチョークを試みましたが、エンジンは始動せず。
ジャッキアップして左前輪を取り外し、点火プラグを一つずつ取り外してガソリンで濡れていたプラグを拭き取り、ライターで軽く炙りました。それでもエンジンは始動せず。バッテリーがどんどん減りそうな状況だったので、M’z PLUSカードに記載のロードアシスタンスに連絡しました。ポータブルタイプのバッテリーから給電してもらいながら、再度、デチョークとエンジン始動を試みましたがエンジンは始動せず。
ロードアシスタンスの方は、専門用語を並べて何やら解説されていました。点火プラグ以外に原因がありそうなので、Mazdaディーラーに車を持って行くか、取りに来てもらった方が良いですとのことでした。しかし、レーシングプラグを使っていることで前回、Mazdaディーラーで軽く叱られた私は、何としても自力で直したいと思い、点火プラグの被りが原因でエンジン始動しない場合の対処方法をネットで調べました。
ヒットしたのがこちらの価格.com掲示板。最下部に「プロでも難しいロータリーエンジンの一発回復法」というタイトルで詳しい手順を説明しておられる方がいました。この手順に従い、点火プラグをすべて取り外した状態でデチョークしました。この時、この前交換したJimnyの古い純正バッテリーをジャンプケーブルでRX-8のバッテリーに繋いで作業しました。パーツクリーナーが手元になかったので、プラグはライターで炙っただけですが、プラグを再度取り付けて、アクセルペダルを踏まずにセルを回すと、本当に一発でエンジンがかかりました。しばらくマフラーから白煙が昇りました。
掲示板へのリンクが切れる恐れがあるので、このポストに転記しておきます。投稿者はojiisan_00さん。
プロでも難しいロータリーエンジンの一発回復法
下記手順1、3が自分でできない人はディーラーにまかせることをお勧めします。
《手順》
- 助手席側前輪タイヤを外す
- 右にあるゴムカーテンをねじピンから外す(ねじを取る必要はない)。
- 点火プラグを外す。奥にあるのでそれなりのレンチが必要。エクステンション、ジョイ ントなど。
- 外したプラグを清掃する(パーツクリーナ(1000円位)を使う)。または新品プラグを用意する。
- プラグは外したまま、アクセルを目一杯踏み込んだまま(重要)、エンジンスイッチを回し、10秒間セル(スターター)を回し、その後10秒間休む。
- 5を6回以上繰り返す(重要)。
- 4の点火プラグを装着する。
- アクセルから足を離した状態でエンジンをかける。
多分これで一発でかかります。
かからなかったら3~8を繰り返してください。
《注意点》
- 何回かセルを回すのにバッテリーが耐えなければなりません。ブースターケーブルで他車から電気をもらうか、100Vからのブースターがあったほうが良いでしょう。
- かかったあと忘れずにゴムカーテンをもどします。
プラグを取り外した状態でデチョークした時に、真っ黒な液体(たぶんガソリンかエンジンオイル)がプラグ取り付け部から排出されました。点火プラグを清掃して乾かしただけでは問題の解決に至らないのは、プラグ取り付け部に残る未燃焼の黒い液体が原因ではないかと思います。
筆者 様
大変ですね、筆者様こだわりのロータリー車。車の素人なのに恐縮ですが、非常に単純に、この様にならない対策を考えると「一日一回」、もしくは「週に一〜二回」、軽くエンジンを回してやると言うのはどうですか?と考えるのですが、効果あるのですかね?
Jim,
バッテリー上がりを避けるには効果がありそうですが、点火プラグの被りを防止する方法としては、場合によっては逆効果であるように思います。エンジンを軽く回して車をガレージの外に出し、アクセルを一蹴りせずにすぐに切るというようなことをすればプラグが被りやすくなります。←これ、今回、プラグが被った原因です。週に一度は、十分に水温が上がるようなドライブを心がけると被り防止対策になるかもしれません。